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2017.07.11 ESD関連ニュース レポート 

【取材レポート】ユネスコスクール加盟校の校外学習で、ESDのレクチャーを実施

イベント名 湘南学園中学校3年生の校外フィールドワーク
開催日 平成29年7月7日(金)10:30~11:20
場所 地球環境パートナーシッププラザ(東京都渋谷区)
主催等
属性 学校

 

◆背景
私立湘南学園中学校・高等学校は、平成26年にユネスコスクールに認定され、持続可能な社会の担い手の育成を進めている。中学3年では、研修旅行として広島での平和学習と、山口県の周防大島での民泊を実施し、温かい人々のつながりや、人間が安心して生きていくのに必要な豊かな水や食べ物が身近に存在していることを体感する。研修旅行前の「持続可能な社会の発展」をテーマにしたフィールドワークの一環で、同学年5名の生徒が地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)を訪問した。
GEOCは環境省と国連大学が協働で運営する持続可能な社会の実現ためのプラットフォームであり、全国8カ所の地方環境パートナーシップオフィス(地方EPO)のネットワークとも連携しながら、環境課題の解決に向けたパートナーシップを促進している。場所は、関東地方ESD活動支援センター(関東ESDセンター)と隣接する国連大学1階。

 

◆内容
GEOCのESD事業担当者が、自身の海外ボランティア経験をふまえながら、開発途上国であるコスタリカ共和国の自然環境やそこに暮らす人々の生活、市民協働によるごみのリサイクル活動を紹介。「私たちの目指す持続可能な社会は、どんな社会だろう」、「誰が、持続可能な社会を創るのだろう」という問いを立て、生徒と意見交換をしながら解説した。

 

◆参加者の様子
生徒たちは担当者の説明を熱心に聞いた後、「途上国では何も進んでいないと思っていたけど、環境への意識が高い人が沢山いる」、「途上国が、すべて先進国と同じように発展するのではなく、良いところを伸ばしていくことが大事」、「身の回りの環境を知ることや、誰かに聞いたりしながら、自分たちがアクションを起こしていかなければならないと思った」といった感想を発表しあった。

 

◆まとめ
ユネスコスクールでは、校外学習などのフィールドワークを実施するケースが多い。
GEOCは校外学習や修学旅行の訪問を受け入れており、施設や事業の紹介と関連づけて、環境を軸としたESD、パートナーシップ(協働)、持続可能な開発目標(SDGs)等の解説をしている。関東環境パートナーシップオフィス(関東EPO)や関東ESDセンターと連携し、関東地域の事例も紹介可能。

 

取材:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

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