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2017.07.20 ESD関連ニュース レポート 

【取材レポート】横浜市ESD推進コンソーシアム【授業づくり講座・ESD(南部)】

イベント名 【授業づくり講座・ESD(南部)】
開催日 平成29年7月10日(月)18:00~20:00
場所 横浜市立大学(横浜市金沢区)
主催等 横浜市ESD推進コンソーシアム(代表団体:横浜市教育委員会)
属性 学校

 

◆背景
横浜市教育委員会では、平成28年度より3ヵ年、「横浜市ESD推進コンソーシアム」を運営し、ESDの普及・発展に向け、横浜市立学校の教員に向けに標記研修を行っている。横浜市教委では、本事業の一環として「ESD推進のための教職員研修資料 見直す つなげる 変わる 地域で、世界へ」と題した教員向け冊子を作成し、全教員へ配布している。また、市立学校教員向けの「授業づくり講座」を実施している。

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パートナーシップ事例紹介【国内事例120】 「横浜市ESD推進コンソーシアム」

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取材レポート:横浜市ESD推進コンソーシアム【授業づくり講座・ESD(北部)】

 

◆内容
最初に、横浜市教委でコンソーシアム事業を担当されている鈴木康史主任指導主事よりESDの概論として、学校の教科などに具体的にESDをどのように取り入れていくかの説明、ESDを実施することでの学習意欲の向上などの効果や、学校運営面での教職員の働き方改革にもなる旨、解説がなされた。

次に、コンソーシアムのメンバーでもある横浜市立大学大関泰裕教授の進行により、横浜市資源リサイクル事業協同組合の戸川孝則企画室室長、瓶のリサイクルなどを行う有限会社マルニ商店の栗原清剛常務取締役の3名による、ESDに関するトークセッションが行われた。横浜市資源リサイクル事業協同組合では、平成12年から横浜市の小学生を対象に、「環境絵日記」の取り組みを推進しており、平成28年度では2万点以上の応募が寄せられている。この環境絵日記の学校での活用や、出前授業についての説明が行われた。またゲストの栗原氏の有限会社マルニ商店は、昭和5年の創業と90年近い歴史を持つことから、持続可能な企業という側面でも話題提供があった。
その後、参加者は「環境絵日記の活用から考える」「企業の持続可能性から考える」「ESD全般」の3つのグループに別れ、ワークショップを実施した。

 

◆参加者の様子
参加者は、市立学校の現役の教員を中心に、横浜RCEに参加する学生などが参加した。ワークショップでは、日ごろ学校で実施する際の課題として、「熱心な校外の方などと上手くつながる方法を知りたい」という声もあり、そうした接点として、横浜市資源リサイクル事業協同組合の出前講師など活用して欲しいと、繋がりが生まれた。

 

◆まとめ
今回の研修でも、学校と外部との繋がりに注目が集まった。今回のようなコンソーシアムの活動によって、学校の先生と地域の事業者などのリソースが繋がるきっかけになる。先生の異動などもあり、学校独自で外部組織との継続的な繋がりを続けるのが難しい事も多く、学校の取り組みを支援するコンソーシアムのような制度は有効と思われる。

 

連絡先:

横浜市ESD推進コンソーシアム(代表団体:横浜市教育委員会)

http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/

横浜市資源リサイクル事業協同組合

http://www.recycledesign.or.jp/

 

取材:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

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