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2017.08.16 ESD関連ニュース SDGs関連 レポート 

【取材レポート】<全国ユース環境ネットワーク>国連大学サステイナビリティ高等研究所で学ぶSDGs

イベント名 <全国ユース環境ネットワーク>
国連大学サステイナビリティ高等研究所で学ぶSDGs
開催日 平成29年8月10日(木)15:00~17:30
場所 国連大学(東京都渋谷区)
主催 独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
全国ユース環境ネットワーク事務局
国連大学サステイナビリティ高等研究所
共催 全国大学生環境活動コンテスト実行委員会
協力 地球環境パートナーシッププラザ
属性 ユース

 

◆背景
持続可能な社会を実現するためには、1人ひとりが考え、行動することが不可欠である。特に、次の時代を担うユースが、環境問題の解決に向けて、豊かな想像力と行動力をもって、早くから解決法を見出していくことは重要だ。こうした観点から、以下を目的に本行事は開催された。

  • 環境に関する活動を実践している大学生に対し、自身の活動や生活とSDGsとの関わり、つながりを認識し、SDGsについて理解を深めてもらう。
  • SDGsを「自分ごと」として認識してもらうきっかけを作り、そこから得る「学び」を自身の活動の一助にする。
  • 大学生がどのようにSDGsと関わりが持てるかを参加者同士で考え、その成果を「大学生のSDGs宣言」として発表した。結果は主催者ホームページのほか、全国ユース環境ネットワーク情報誌を通じて、大学生、高校生などのユースに対して広く発信される。

 

◆内容
主催者による趣旨説明の後、参加した7つの学生環境団体より自己紹介、及び活動の紹介が行われた。まず講義として、国連大学サステイナビリティ高等研究所よりSDGsの基礎的な理解を進めるための講義、東京都立武蔵高校の教諭であり、NHK高校講座(生物)の講師もされている山藤旅聞先生より、先生が実践されているアクティブラーニングの手法を用いたESDの授業や、東京都桧原村、三重県熊野市で実施する持続可能な教育の取り組みについての講演が行われた。
次にワークショップとして、参加学生それぞれが、「自分の活動がSDGsの何にあたるか?」「今後、どういった活動を展開したいと思うか?」を考え、それをテーマにグループディスカッションが行われた。最後は、グループごとの「大学生のSDGs宣言」を検討、発表を行った。

 

◆参加者の様子
初めて顔を合わせた参加者が大半であり、当初は硬さも見られたものの、それぞれの活動の取り組みをお互いに知るにつれ、様々な興味が沸いてきたようだった。またグループディスカッションも、初めての相手であっても、議論を重ねるうちに打ち解けていった。今回のメインテーマである、自分の活動とSDGsの関係を考えることは、これまであまり無かった経験であり、改めて自分の活動が世界の課題とどのような関連があるのか知る機会になった。また今回の会場は国連大学であり、国際機関と初めて触れる学生もおり、刺激になったようだ。

 

◆まとめ
今回は、任意の学生グループが集い、日ごろの活動とSDGsとの関わりについて知り、議論する場であった。大学生の環境活動コンテストであるエココンの場では、多くの参加団体がそれぞれの活動を発表する場であり、参加する学生にしてみれば、他校の取り組みを知る事は大いに刺激なるものであろう。今回の場は、「SDGs」という一つのテーマについて学生同士で意見交換を行うというものであり、こうした形の交流の方法も、新たな可能性があると感じた。

 

連絡先:
独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金部
全国ユース環境ネットワーク事務局
国連大学サステイナビリティ高等研究所
全国大学生環境活動コンテスト実行委員会

 

取材:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

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