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2017.10.31 イベント・レポート センター事業 

「“ESD勉強会” 社会教育施設と学校との地元連携を考える」を開催しました。

関東地方ESD活動支援センターでは、関東地域のESD(持続可能な開発のための教育)の推進を目的に、セミナー等の開催などを通じ、ネットワークの構築を目指しています。今回は、ユネスコスクールの小学校が地域の資料館と連携して、ESDで学んだ地域の歴史を6年生が資料館で発表する取り組みから学び、考えます。
 ESDは、様々な手法により各地で取り組まれていますが、自分たちの住む町の過去の様子を学ぶことは、地域への「愛着」や「誇り」を持つことに繋がります。今回、八名川小学校と江東区深川江戸資料館のご協力を得て、実際の発表の様子の見学と、こうした取り組みの意義について、参加者の皆さんとともに考えました。



【事業概要】
・日時:平成29年9月25日(月)9:30~16:00
・場所:江東区深川江戸資料館(東京都江東区白河1-3-28)
・対象:学校、社会教育施設等関係者、ESDに関心のある方

 

【プログラム概要】

八名川小学校主催

小学生による江戸・深川の歴史案内

9:30~ 児童による解説 第1部
10:50~ 児童による解説 第2部
昼食 12:00~ 昼食(各自)
 

関東地方ESD
活動支援センター
主催
「社会教育施設と学校との地元連携を考える」

13:30~ 八名川小のESDの経緯と取り組み状況について(手島先生)
14:00~ 深川江戸資料館の目指す、社会教育のポイント(資料館)
14:15~ 参加者自己紹介
14:30~ 小学校と社会教育施設連携についてのワークショップ(関東ESDセンター)
1. そのメリットを考える(30分)
2. 各地でさらに普及するには(30分)
15:40~ 振返り(手島先生、資料館)
16:00 終了

 

八名川小学校生徒による「江戸・深川の歴史案内」

江東区立八名川小学校は、平成22年度よりユネスコスクール認定校となり、以来「ふるさと深川を愛し、町の歴史を語れる児童を育てる」べく、6年生を対象に総合的な学習の時間を中心に「江戸深川の町を語ろう」として、生徒が各自、自分の興味のあるテーマを調べ、発表する取組を展開してきた。この学習は年々進化を続け、以前は学校内で実施していたものを、平成27年度より深川江戸資料館の協力を得て、資料館の休館日に保護者・近隣小学校・同校の5年生・教育関係者などの観衆に対し、調べたものを発表する取組を行っている。今回は、この八名川小学校による発表の様子を見学した。生徒たちはそれぞれ趣向を凝らした発表を行い、聴衆が興味を持つように工夫を凝らしている生徒も多かった。



発表を終え、今回お世話になった資料館のスタッフの方へ、生徒みんなでお礼を伝えた。今回、資料館の職員・解説ボランティアの方で、小学校へ足を運び、今回の発表のサポートを行っている。
 
 
午後の部
八名川小のESDの経緯と取り組み状況について(手島校長)
深川江戸資料館の目指す、社会教育のポイント(野呂次長、小張氏)


↑午後の部では、関東ESDセンター島田・伊藤より、最近のESDの動向や事例の紹介を行った後、手島利夫校長より、八名川小学校でのESDの取組について発表をして頂いた。ESDを踏まえて豊かな学びを創るために、教科・領域をつなげ、既習事項を活用する視点と、「学びに火をつける」指導の充実を図ってきた。その中から、大人を信頼し、自分事として学び、和やかに協力し合い、やる気に満ちた子どもたちの姿が実現されてきた。これと呼応するように、学力も育っている。文部科学省の全国学力学習状況調査でも、この7年間で、国語や算数の活用能力などが飛躍的に伸びてきた。豊かな学校生活と主体的な学びと総合の充実の上に「学力」も育っている。
 その後、深川江戸資料館の野呂次長と小張氏より、資料館での取り組みの発表がされた。今回のように生徒が来て発表するようになったきっかけとしては、八名川小学校の生徒が見学に訪れた際、資料館のボランティア解説員の方と、手島校長先生の会話をきっかけに、取組みが始まったとの事だった。
 
 
小学校と社会教育施設連携についてのワークショップ

その後、発表者・参加者混じって、「学校と社会教育施設の連携のメリットを考える」、「各地でさらに普及するには」という2つのテーマでグループワークを行った。参加者は、教育委員会や博物館関係者が多く、学校との連携を希望するものの、なかなか実現に漕ぎ着けないという実態などが話題に上った。

 

「学校と社会教育施設の連携が、各地でさらに普及するにはどうしたら良いか」というテーマに対する、各班の回答(まとめ)

A
  • 行政、特に教育委員会がリーダーシップをとり、方向付けをする事が重要ではないか。各学校の取組では、限界がある。
  • 色々な保護者、マスコミ、地域の方を巻き込んで、公開・PRしていくことで、メリットが伝わり広がっていく。そのために、現場で出来る人がコツコツやっていく。
B
  • 学校側が情報発信して欲しい。ホームページで、子供の成長をPRして欲しい。
  • 全ての学校が、この取組をやる必要があるのだろうか? 学校はそれぞれの特色を大事にしながら教育に力を入れている。持続可能なテーマである、命でも、人権でも、安全でも、地域の財産(人やモノ)を有効に活用して、ボランティアの力を借りながら育てていく。出来れば全てやれればよいが、学校は時間がないので、全て同じじゃなくていい。
C
  • こうした取組を提示して、施設や学校に“ウチも必要!”と思ってもらう事が大事。とはいえ、こうした取組は大変で出来ないという事ではなく、“ウチもできる!!”というように、施設や学校が協力していく事が大事。
D
  • 教育観、指導力、考え方によるので、子供本来の生きる力を育むところは、それぞれの学校の考え方によるもの同じでなくてもいい。
  • 学校、地域行政、をつなぐ熱い人をどうやって増やすか。それには熱い人を中心に、良い例をSNS、メディア、区報などで広げていく。
  • 教育委員会の役割も大きい。
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