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2018.02.26 イベント・レポート センター事業 

「グンマノミライ 2030」を開催しました。


関東地方ESD活動支援センターでは、関東各地でESDに関する地域意見交換会を実施しています。今回は、群馬県地球温暖化防止活動推進センターとの共催で「グンマノミライ2030」と銘うち実施しました。

タイトル グンマノミライ 2030
~SDGsとか、「持続可能な地域づくり」って巷で言っているけど、何すれば良いの?~
日時 平成30年2月1日(木)14:00~16:35
場所 前橋市総合福祉会館 文化教養室(前橋市日吉町二丁目17-10)
主催 群馬県地球温暖化防止活動推進センター
関東地方ESD活動支援センター
後援 群馬県
参加者 一般70名+スタッフ11名+取材2社(群馬テレビ、群馬経済新聞社)

 
【企画趣旨】
2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)が話題になっています。
「解決すべきグローバルな課題」と一言で言われても、「自分には関係ない」、「話が大きすぎて手に負えない」と思ってしまうかもしれません。しかし、自分の身の回りの持続可能性を考えてみることで、群馬の地域課題や、群馬と日本全体、群馬と世界の繋がりも分かり、将来に向けて、何が必要なのかが明確になるでしょう。
これまでにもESD(持続可能な開発のための教育)の取組が各地で行われてきましたが、それを一歩進め、環境、国際協力、福祉、教育などに関係する方にお集まり頂き、将来、具体的にはSDGsの目標年度である2030年に、「群馬がどのような姿になっているのか?」、「その時に向け、県民・行政・企業はどうするのか?」を考えてみたいと思います。
 
【プログラム実施内容】
■開会挨拶

環境省関東地方環境事務所:有田一仁
「環境基本計画改訂の中でもSDGsを組み込んでいく予定。環境教育現場の実践に国際的取り組みのSDGsを切り口として使ってもらえれば」
 
■今、何故SDGsなのか?
〇関東地方ESD活動支援センター:伊藤博隆

昨今のESD/SDGsについての解説。2005年からESDの10年や、関東地方ESD活動支援センターについてのお話後、持続可能な社会を作っていくために地域の課題を解決する、その手法としてESDを使うことについての解説。詰め込み式の学習ではなく主体的に関わるアクティブラーニングがESDであり、大きく変わる社会情勢に対し地域社会のあらゆる主体が連携し、持続可能な社会のための17の目標を設定したのがSDGs。ESDのゴールとしてSDGsの課題解決をめざす。

発表資料(PDF:4.8M)
 
■最近の取組紹介1
〇群馬県環境森林部環境政策課:松原寛人氏

群馬県環境サポートセンターについて、環境にやさしい買い物スタイル普及促進協議会による店頭啓発、エコカレッジでの人材育成について説明。
 
前橋市市民活動支援センター Mサポ センター長:星野修志氏
市民活動の現場をよく知る前橋市市民活動支援センターより、325団体の登録、70団体がNPO、中央公民館の明寿大学卒業生が団体を立ち上げ登録をするという高齢者の活動が活発。高校生から高齢者まで交流が生まれ、若い世代による高齢者支援の活動も始まったと説明。
 
■事例紹介
チャウス自然体験学校<地域ESD活動推進拠点> 代表 加藤正幸氏
「鮭に学ぶESD」

16年の活動でずっとESDを続け、子供から大人まで4万人以上が全国から参加。そのブレない活動は、ESDモデルプログラムとして採択されたものもあり、現在は企業とも連携し「サケについて知る~育てる」プログラムを展開している。川のゴミ拾いだけではなく分別まですることで、なんのごみが多いか、どうしたらゴミを減らせるかも考える。団体はプログラムを作る、漁協は専門的知識の提供、企業は広報協力といった巻き込みもうまい。SDGs17のうち14の項目が自分たちの活動に関係していることがわかり、その中核になる活動は何か、関連する活動は何かを分析するなどESDの理解・普及と人材育成を行っている団体である。
↓参考
[国内事例115] 鮭の里親活動を通じた地域の新たなネットワーク
~ふるさとのきれいな川をつくろう~
(GEOC)
 
NPO法人自然塾寺子屋 <紹介ビデオ>上映>
28年度ふるさと作り大賞受賞のNPO法人自然塾寺子屋は映像での紹介。JICAの青年海外協力隊で培った国際協力の取り組みを、群馬の農村地域での受け入れ、地域活性化に結び付けている様子を紹介。活動の広がりなどの先進的事例を、多くの方が真剣な表情で見られていた。
紹介ビデオ
 
■最近の取組紹介2
JICA東京 国際センター 市民参加協力第一課:高橋依子氏

国際的な市民参加とし、世界に貢献した群馬の地域の宝について紹介。水源を生かしたマラウィとみなかみ町の事例紹介。先ほどの自然塾寺子屋による農業研修生受け入れと甘楽町のこと。タイの有害医療廃棄物増加について医療廃棄物処理技術協力をする、高崎のキンセイ産業などの事例を紹介。尾瀬など、世界の課題解決にヒントを与える群馬の宝がたくさんある。
 
■ワークショップ
2030年はどんな社会?
進行:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

「2030年はどんな社会?」を皆さんで考えるにあたり、温暖化、人口減少、外国人割合などの統計データを話題として提供。皆さん、自ら考えていただくために、下記の2テーマでワークショップ実施した。
 
2030年は、どんな社会?(PDF:919k)
 
ワーク1:群馬の“宝物”と“課題”の抽出
ピンクの付箋:「次世代に渡したい群馬の宝物」
水色の付箋:「群馬の課題」
を個人で書いて頂いた後、9つのテーブルごとでそれそれを共有した。各自で出された宝物・課題をグループ化し、それぞれ一つずつ、一番だと思われるものをグループ内で話あって、決めていただいた。さらに、宝物・課題のどちらかのお話をするか、グループ内で決めていただいた。

 
ワーク2:“宝物を残す方法”と“課題解決の方法”
次に、テーマ1で話し合って決めたテーマについて、宝物の場合は「後世に残す方法」を、課題の場合は「解決方法」を、それぞれ個人で考えて頂いた上で、将来に向け、何ができるかをグループで話し合ってもらった。結果は、以下の通り。
 
ワークショップの結果(解決のアイデア)

1.宝物「豊かな水源」
現実を知るという事で、「水源を知るツアー」を企画。上流下流の流域連携の仕組みを作って交流をしていく。
2.宝物「貴重な自然」
子供の頃からの体験を通した教育と、自然保護活動に参加してもらうためのPR。
3.課題「マイカー依存からの脱却」
スマートシティ化として自動車のいらない街を第一の目標にして、それを達成するために、自転車やバスが活用できるインフラの整備。公共交通機関が充実することで、観光地の活性化も期待できる。
4.課題「地域の魅力」
住みたい都道府県の魅力度ランキングが低いので、魅力度を上げていきたい。
・意識付け:活性化の県民運動
・ハード面:シャッター街の再開発、長期の都市計画
・若者に魅力あるまちづくり:「お前はまだ、群馬を知らない」と言われたが、それを映画化するなど、人材育成して働き手を増やしていく。
5.課題「公共交通」
上信電鉄を安くする、バス路線を住民参加でコースを考え提案してもっと増やす。
6.宝物「自然と人」
自然を守るには、人材の育成がとても大切。若い人の地域体験にシニアに協力してもらい、つながりをつける。生きる力、地域力を考えていかなければいけない。
7.課題「高齢化社会の交通」
高齢者による交通事故が多発しており、高齢化社会における交通に対する課題を考えた。月に一回公共交通デーを作る。交通網の整備や意識改革からインフラを整える。学校で教える事も大事だが、親が見本になって教育していく事が重要。
8.宝物「豊かな自然」
教育が大事で、次世代に任せましょう。
9.課題「群馬の人口減をどう突破するか」
人口が減ったままでがんばるなら、少数の人口で豊かな生活モデルを確立する。世界に渡っていけるトップクラスの人材をつくる。人口を増やすなら、県外からの移住者、他の国からの受入れを進めていく。どちらにしろ、定年制を止めたり、テレワークを発展させていくなどの働き方改革と、交通網の整備が必要。

 
■閉会挨拶
群馬県地球温暖化防止活動推進センター 中島啓冶

熱心な討議をしていただいて、色々な例を挙げたり、総括が行われた。群馬の宝や課題が出され、成果があったと思う。キーワードとして、SDGs、ESD、未来、子ども、という事は、今日の成果は皆さんの財産であり、大事なことは実践していくこと。皆さんと一緒に歩んでいかないとならないと、強く感じた。
 
 
今回、多くの方々にご協力をいただき、盛会のうちに終了しました。この会議をきっかけに、地域の方々の新たなつながりも生まれ、持続可能な地域づくりに向けて、新たな展開も生まれています。
 
 
レポート協力:群馬県地球温暖化防止活動推進センター
まとめ:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

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