ホーム > ESD関連ニュース レポート  > 【取材レポート】立教大学ESD研究所のこれまでの10年、これからの10年

ホーム > ESD関連ニュース レポート  > 【取材レポート】立教大学ESD研究所のこれまでの10年、これからの10年

2017.06.19 ESD関連ニュース レポート 

【取材レポート】立教大学ESD研究所のこれまでの10年、これからの10年

イベント名 公開講演会
「立教大学ESD研究所のこれまでの10年、これからの10年
─ESDをめぐる国内外の動向を踏まえて─」
開催日 平成29年6月17日(土)13:00~14:30
場所 立教大学池袋キャンパス 12号館地下1階 第1・2会議室
(東京都豊島区西池袋)
主催等 ESD研究所、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ESDによる地域創生の評価とESD地域創生拠点の形成に関する研究」(研究代表者・阿部治)、ESD地域創生研究センター設置準備室
属性 学校 社会教育施設 民間

◆背景
環境や開発、平和などの国際的な課題に対応する教育的取り組みは、これまで環境教育や開発教育、平和教育など、それぞれ別個に推進されてきたが、これらを統合した研究を行い、新たな学術フロンティアを形成しようとする極めて革新的・学際的な研究活動を推進するために、立教大学では日本で初めてとなるESD研究センターを2007(平成19)年に開設した。
2012年には、立教大学ESD研究所と名称を変更し現在に至っている。

◆内容
本研究所の設立から関わられた、研究所所長の阿部治社会学部教授による記念講演が行われた。
○講義内容の概要は下記の通り
・ESD研究所設立の背景
・ESD研究所の活動:これまでの10年
・ESD研究所の活動:これからの10年
・立教大学(中規模私立大学)における研究所の課題
高等教育機関のESDに関するネットワーク「HESDフォーラム」の設立や、地域や企業でのESDの取り組みを推進するなど、主にこれまでの取り組みについて説明された。また、今後の10年に向けては、国連のSDGsアカデミック・インパクトとの連携、地域創生への対応やSDGsのローカライズ化などが挙げられた。
◆参加者の様子
参加者は、これまで同研究所に関わられた教員・学生のみならず、ユネスコスクール小学校の現役教員、動物園でESDに取り組む方など、ESDに関心のある多くの方が、愛知や岡山など全国から集まった。質疑応答では、参加者の方からもそれぞれの取り組みの紹介や、今後に向けた研究所の取り組みへの期待の意見が述べられた。
◆まとめ
ESDの10年の期間が過ぎ、SDGsなど後から出てきた国際的なコンセプトや、地方創生など国内や地域事情にあった取り組みがクローズアップされてきている。「先の見えない時代」とも言われる時だからこそ、ESD的な人材育成が求められている。
ESDでは、グローバル人材が求められるという事も言われるが、海外で活躍する人材というだけではなく、海外を見据えつつ地域で活動するThink globally, act locallyに活躍する人材育成が必要とされている。立教大学でも「ESD地域創生研究センター」の設置が予定されるなど、ESDが地域開発にとって必要であると感じた。
連絡先:

立教大学ESD研究所

http://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/esd/

 

取材:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

ホーム > ESD関連ニュース レポート  > 【取材レポート】立教大学ESD研究所のこれまでの10年、これからの10年
ホーム > ESD関連ニュース レポート  > 【取材レポート】立教大学ESD研究所のこれまでの10年、これからの10年