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2021.09.02 センター事業 レポート 地域ESD拠点 教員・指導者向け 

<開催報告>ESDfor2030学び合いプロジェクト(関東)自然体験を通じて、生活に関わるSDGsを学ぶ 第2回勉強会

実施日 令和3年8月9日(月・祝)18:00~19:30
実施方法 オンライン(zoomミーティング)
講師 木村 真知子氏 特定非営利活動法人 循環生活研究所 理事/ディレクター
吉田俊道氏 農業法人 菌ちゃんふぁーむ 社長
主催 関東地方ESD活動支援センター
協力 NPO法人チャウス、筑波大学付属坂戸高等学校(ともに地域ESD活動推進拠点)

 

【本プロジェクトの概要】

ESDを実施するにあたり、「体験」は学習者にインパクトのある学びの機会であり、重要な要素です。今回の研究会では、畑での「体験」を通じて、「食」と、「生ごみ削減」の大切さに気づき、実践する人が増えることを目的とします。どのようなプログラムを実施すれば、効果的な気づきがあるかを考える、参加型プロジェクトです。プロジェクトにご登録いただいた方と一緒に学び合いながら、効果的なプログラムを考えます。

 

【実施内容】

 

【ESD for 2030学び合いプロジェクトの概要】

連続するプロジェクトのキックオフという事で、本事業全体についてご説明しました。
発表:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

 

【講演1】「たのしい循環生活 #コンポストのある暮らし」


○木村 真知子氏
NPO 法人循環生活研究所 理事/ディレクター

 

NPO活動17年間の設立経緯・活動報告、堆肥と生ごみ処理、人材育成、コンポスト普及活動についてお話をいただきました。必要なものを地域で循環することができる安全な社会を作ることを目的とした「ローカルフードサイクリング」の普及と実践に取り組まれており、その中でも「生ごみから堆肥づくり」活動に長年力を入れて来られました。現在は、各家庭・飲食店・企業のコンポスト活動からできた堆肥を回収し、地元の有機野菜を作る農園へと販売しています。農園から取れた有機野菜は地元のマーケットで販売され、「地域循環」を成立させるシステムを定着することに成功しています。

特に、小型家庭用「LFCコンポストバック」の開発・普及においてはそのおしゃれな形状が女性・若い方に受け、SNSでの賑わいも手伝って大変な勢いで普及が進んでいます。九州で始まった活動が、今や東京の表参道で実践されるほどの活動となりました。参加者からは「普及・定着」にはどうすればいいのか。という部分に質問が集まり、息の長い活動と、教育・普及のノウハウに質問が集中しました。

 

【講演2】「生ごみで有用菌を増やし病害虫に強い野菜を育てる」


○吉田俊道氏(菌ちゃん先生)
(株)菌ちゃんふぁーむ 社長

 

菌ちゃん先生からは、どうやったら「おいしい野菜」が作れるのかを中心にお話いただきました。そのためには、微生物が沢山いる、豊かな土づくりが大切。微生物や昆虫などの分解者は、死んだもの、弱ったものを食べる。土の中に微生物の栄養となるものを入れ、そこから出来た野菜は生命力に溢れた免疫力の高いものなので、虫に食べられる事もあまりない、という事を熱くお話しいただきました。菌ちゃん先生のところには、柴崎コウさんや山田孝之さんなど、有名な芸能人の方も訪れるなど、注目されています。

女優・柴崎コウさん活動報告【youtube】レトロワグラースch.より

 

【参加者の方との感想・意見交換】

今回はゲスト講師木村さんと吉田さんとのトークセッションに参加者の方からご質問をいただきました。「普段、自分の畑で実践していて疑問点」、「地域でコンポストを普及する際の悩み」など、アドバイスや、これから解決策を見つけていく点など。第一線で活躍するゲストから経験を共有していただく貴重な時間となりました。

 今回も参加者はコミュニティ・ガーデンを運営される方、学校コーディネーター、高校生、NPOの方など、全国から幅広いセクター、年齢層の方にご参加いただきました。祝日の夜に皆さんご参加ありがとうございます!

 

【今後の展開について】


次回の勉強会は、10/2(土)ですが、そこに向けて宿題を出させて頂いています。
要点としては「生ごみを減らす取り組みを進めるために、どのような体験を実施したら良いか」という趣旨で、体験プログラムを募集しています。今からでも間に合いますので、ぜひ、ご参加ください!(関東地方ESD活動支援センター 新木)
ESD for 2030学び合いプロジェクト~「自然体験を通じて、生活に関わるSDGsを学ぶ」

 

「ESD for 2030学び合いプロジェクト」とは

ESD活動支援センター(全国・地方8ヶ所)では、ESD活動推進に資するテーマを定めて地域内外のESD関係者に交流と学び合いの機会を提供することを目的に、環境省、文部科学省及びESD全国センターが共催するESD全国フォーラムの一環として、地方センターごとに実践・研修などの分科会活動を提案し実施するものです。

全国センター 「ESD for 2030学び合いプロジェクト」

 

プロジェクト・メンバー登録

本プロジェクトでは、引き続き参加していただくメンバーを募集しています。ご登録いただいた方には、これまでのオンライン・ミーティングの動画視聴URLをお送りしますので、これまでのプロセスもご覧いただけます。
(令和3年9月29日締切予定)
以下のフォームより、ご登録をお願いします。
お申込みフォーム

 

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