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2017.06.28 ESD関連ニュース レポート 

【取材レポート】横浜市立幸ヶ谷小学校(ユネスコスクール)公開授業・教員研修

イベント名 公開授業・教員研修
開催日 平成29年6月23日(金)13:15~16:45
場所 横浜市立幸ヶ谷小学校(横浜市神奈川区幸ケ谷)
主催等 横浜市立幸ヶ谷小学校
属性 学校

 

◆背景
横浜市内では、2校の小学校がユネスコスクールに加盟しており、学校それぞれの特色を生かした取り組みがなされている。ユネスコスクールの特徴の一つに、ユネスコスクール同士の交流が挙げられる。今回は、一番近くのユネスコスクールが交流する機会として、横浜市立永田台小学校の教職員が幸ヶ谷小学校に集い、ESDに関する研究協議会を実施する取り組みである。
主催の幸ヶ谷小学校の周辺では近年、再開発により複数のタワーマンションが建設されて多くの児童が転入してきた地域であり、平成12年には200名弱だった児童数が現在は700名弱となり、急激に児童数が増えた学校である。平成25(2013)年にユネスコスクールとなり、「未来の幸谷を考える」プロジェクトとして、「サスティナブルマップ」(地域や学校の良いところを、大きな地図にしたもの)を児童が作るなど、地域を巻き込みながらESDの取り組みを進めている。

◆内容
5時間目の4年生と6年生の総合的な学習の時間の授業が公開された。6年の宮崎先生の授業では、大学生が全国の持続可能な社会づくりを取材した「Imagin ESD」のレポーター2名と、東京都市大学の佐藤真久教授、永田台小学校の細谷教諭の4名がESDについて意見交換をし、それに対して児童から質疑応答が行われるセッションがあり、その後、児童が複数の班に別れ「ESDの取り組みの良いところ」について円形の特設ボードを使用してグループワークを行った。


放課後の時間は、永田台小学校の教職員14名も加わり研究協議会が開催された。須貝校長の挨拶を皮切りに、学年毎に4つのグループに別れ、iPadで撮影した5時間目の授業の様子を共有し、意見交換を行った。その後、テーマを募り、小グループに分かれてグループディスカッションを行った。

◆参加者の様子
公開授業の6年生は積極的な児童も多く、全体的に活発な印象であり、参加した佐藤教授も評価していた。また教員の研修会でも、先生同士は活気にあふれる意見交換を行っていた。

◆まとめ
これまでも、幸ヶ谷小学校と永田台小学校は緩やかな繋がりはあったものの、今回のような形での大勢の教員が参加する交流研修は初めてとの事であった。異動で新たに赴任された先生にとっても、このような形の研修は良い機会と言える。今回の研修の企画をされた宮崎先生はじめ、両校の校長先生、教諭の皆さんが熱のこもった議論をされており、近隣のユネスコスクール同士の学びあいというのは非常に有意義だと感じた。

 

連絡先:

横浜市立幸ヶ谷小学校

http://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/kohgaya/

 

取材:伊藤博隆(関東地方ESD活動支援センター)

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