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2021.03.04 SDGs関連 レポート 地域ESD拠点 教員・指導者向け 

<参加レポート>「第3回KOKA×SDGs国際映像コンテスト」


【開催概要】

タイトル 第3回KOKA×SDGs国際映像コンテスト
日時 令和3(2021)年2月6日(土)11:10~12:10
実施 晃華学園中学校高等学校

 

【概要】

東京都調布市にある私立の中高一貫の女子校、晃華学園中学校高等学校(ユネスコスクール加盟校)では、全学年でSDGsを学ぶ取り組みを実施している。そうした学びの一環として、中学3年生がSDGsに関する動画を作成し、コンテストを行なっている。動画は、英語によるナレーションか英語の字幕が入り、ICT×英語×公民にまたがる内容になっている。
 

【実施内容】

晃華学園では、SDGsが採択された直後の2016年より、一人の高校在学生の提案からSDGsに関する取り組みをはじめ、SDGirlsと呼ばれる生徒たちの自主的な活動をはじめ、現在では学園全体で様々な取り組みを行なっている。その一環として、中学3年生がそれまで学んできた事をメッセージとして発信するために、2018年度より「KOKA×SDGs国際映像コンテスト」を開催している。この取り組みには、以下のような狙いがある。
 
・公民:SDGsについて、より深く自分事として学ぶ
・英語(ナレーションまたは英語字幕):英語による表現力の向上
・映像制作:ICT(情報通信技術)を使いこなすスキル向上
 
3回目となる今回は、中学3年生152名が24のチームに分かれ、「SDGsの普及を促進する映像」(60秒以内)を作成した。審査方法は、中学3年生、保護者、教職員、外部関係者による投票により行われる。例年は保護者も学校に来校して実施していたが、今年度はコロナ対策として、オンデマンド配信で動画を見て、webで投票している。またゲスト審査員として、晃華学園OGで、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社経営企画部副部長の吉高まり氏がオンデマンド講演を行なった。

生徒は、SDGsの目標のうち、3(健康と福祉)、6(安全な水とトイレ)、8(働きがいと経済成長)、10(不平等)、17(パートナーシップ)、SDGs全体の中から関心のあるテーマを選び、映像を制作している。

1分という限られた時間に映像をまとめることは、伝えたいメッセージを咀嚼しなければならず、英語ナレーション+日本語テキスト、または日本語ナレーション+英語テキストで表現をするというのは、中学3年生にとっては、高度なスキル・知識が必要なものだ。
今回の事例のように、中高生の自主性を尊重しつつ、SDGsについて理解を深め、課題解決のアクションにつながる取り組みが増えつつある。SDGsの目標達成のためにも、将来社会を担っていくユース世代=SDGs人材育成に学校の果たす役割は大きい。
(スタッフ:伊藤)

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