
本勉強会は、学校教育におけるプロジェクト型学習(Project-Based Learning, PBL)の導入・実践に関心のある教員を対象に、産学官連携を活用したPBLの構築法や、その教育的意義について理解を深めることを目的に開催された。また、具体的な実践例や課題を共有することで、今後の授業実践に活かせる視点を提供している。
日時 | 令和7年8月1日(金) 13:00~15:00 |
会場 | 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース(東京都渋谷区) |
対象 | PBLの 導入・実践に関心のある主に中学校・高校の教員 |
参加費 | 無料 |
主催等 | • 主催:一般社団法人 ESD TOKYO • 共催:学生団体 F:NeXt • 協力:関東地方ESD活動支援センター |
当日フライヤー(PDF:118k)
【プログラム】
開会あいさつ・趣旨説明
〇総合司会:佐藤駿介氏((一社)ESDTOKYO 共同代表理事)
〇関東地方ESD活動支援センターの紹介・挨拶:伊藤博隆
基調講話1
〇服部 弘 氏(環境省 環境再生施設整備担当参事官室)
「東電福島第一原発の事故による環境汚染からの福島の復興・再生の取組」
実践報告
〇佐藤 麻央 さん(晃華学園中学校高等学校3年生)
「学校外の他者と協働した探究プロセス」
※環境省主催「一緒に考える、福島チャレンジアワード」高校生の部受賞者。
補足解説・ディスカッション
発表者によるプレゼンの後、研究機関や、現役の高校教師などの参加者と質疑応答やディスカッションが行われた。高校生に対しては「何故、この活動に参加しようと思ったのか?」などの質問に対して、「最初のきっかけは、学校の活動の一環として参加したが、福島に行き、現地の方と関わることで、自分ごとになっていった」など、活動についての詳細を知ることができた。
登壇した高校生のコメント
教員勉強会では、私自身の福島復興に関する探究活動の事例を基に、探究活動について生徒側がどのように考えているのかや、自分自身が社会問題を自分ごと化できたきっかけなどを発表させて頂きました。
環境省の服部様のご講演から、『理解醸成』といった観点など、福島の今や中間貯蔵施設についての新たな学びを得ることができました。
教員勉強会を通じて、探究活動を実践できた世代として、次世代に探究活動をより良い形で提供できる存在になれるよう、高校卒業後も尽力していきたいと感じました。
また、今回の教員勉強会の開催にご尽力いただいたすべての方に心よりお礼申し上げます。