全国8カ所の地方ESD活動支援センターが、地域の課題や各センターの強みを考慮してテーマを設定し、「ESD for 2030学びあいプロジェクト」を運営しています。関東ESDセンターでは令和4年度より、「気候変動による影響と対策に関する、学びと実践」をテーマにプログラム開発に取組み、その効果を高めるため、内容や展開について議論するプログラム検討会を設置しています。今回、本年度2回目の会を開催しました。
【実施概要】
日時 | 令和6年12月4日(水)16:00~18:00 |
場所 | オンライン |
参加者 | 19名
(アドバイザリー5名、本年度モデル地区3名、R4-5年モデル地区5名、関東環境事務所3名、関東地方ESD活動支援センター3名) |
主催 | 関東地方ESD活動支援センター |
【内容】
1. 令和6年度モデルプログラム実施報告
2. 3年間の振り返り、成果とその普及に向けて
3. 地域フォーラムでの報告
まず、モデル地区2ヶ所の実施報告をしました。本年は、これまで展開のなかった高等学校、および福祉施設での実践、またそれぞれの地域資源を活かした再生可能エネルギーを取り入れた事が新たな取組みです。また、当初モデル実施地区とは設定していなかった地域にも広がりました。
<本年度の実施地域>
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<開催報告>ESD for 2030学び合いプロジェクト「気候変動による山北への水害リスク増大と、私たちにできること」 神奈川県立山北高校 気候変動に関するESD授業 〇日時:令和6年7月10日(木)9:40~12:30 〇対象:神奈川県立山北高校2学年 |
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<開催報告>ESD for 2030学び合いプロジェクト 福祉施設における気候変動リスクへの対応~「自然災害発生時のBCP」を見据えて~ 〇日時:令和6年10月27日(日)13:30~16:30 〇会場:ザザビー・ドゥ(千葉県柏市増尾2丁目22) |
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<開催報告>ESD for 2030学び合いプロジェクト in 流山市立東部中学校 〇日時:令和6年10月10日(木)13:10~14:30 〇対象:千葉県流山市立東部中学校 |
次に、「気候変動じぶんごと化」を目指して実施してきた3年間を振り返り、その成果を、①他地域への水平展開 ②多様な主体の参画、間口拡大、③気候変動のイメージの転換 の3つにまとめ報告ました。また、今後の普及に向けて、実践者にとって参考になるヒント集の作成についても議論が交わされました。
本年および3年間の取組みについては、1月に予定している「地域フォーラム」で報告する予定です。