【開催概要】
タイトル | SDGs文化祭 |
日時 | 令和2年11月15日(日) 14:00~17:00 |
場所 | Webにて開催(zoom) |
主催 | SDGs文化祭実行委員会 |
共催 | (一社)ESD TOKYO |
後援 | 東京大学EMPOWER Project |
協力 | 関東地方ESD活動支援センター |
参加者 | 43名(オンライン) |
【企画背景】
これまでESDや環境教育は、主に小学校を中心に取り組まれてきましたが、2015年に国連でSDGsが制定されて以降、中学・高校でのSDGs教育へのニーズが高まってきました。こうした背景から、有志によるSDGs文化祭実行委員会を組織し、令和元年度に第1回SDGs文化祭を企画・運営しました。本企画は、SDGsに興味のある生徒を集め、協働して実践・発表の場を設けるものです。SDGsに興味があっても周囲に仲間がいない生徒や、学ぶ機会の少ない生徒に、積極的にSDGsに関わる場所を提供しています。またコロナ禍の影響により学校内外での生徒の活動の場が減少している時期だからこそ実施する価値があると考え、オンラインを活用して開催する事としました。
【本企画の特徴】
中高生を対象としたSDGsの企画は多くありますが、本企画の特徴は以下の3つあります。
①中高生による横の繋がりづくり
近年、SDGsに取り組む学校は増えていますが、まだ限られています。そのため、SDGsに取り組みたい意志はあっても、そのような環境にない生徒が多く存在している。学校の枠を越えて企画立案・運営することで、意志を持った生徒を結び付け、日本におけるSDGsの推進を加速させていきたい。
②中高生と大学生の縦の繋がりの強化中高生と大学生がSDGsの推進に一緒に取り組むことによって、学校種を越えた新しい教育のデザインを示します。若い力のアイデアを具体化するためには、年齢を越えた協働の学びがとても大切です。
③生徒主体の発信
あくまでも生徒を主体とし、大人は場を提供するだけ、というスタンスを取っています。そのため、いわゆる賞は設けず、あくまでも取り組んだことを評価します。文化祭のように、それぞれが自分の興味の下に、様々な実践と発表を行っていきます。
【SDGs文化祭:これまでの取り組み】
キックオフ! 6/28(日)@オンライン開催。各地から、大勢の中高生が集合。EMPOWER PROJECT のメンバーより、SDGsについての基礎的なレクチャーを受けた後、まずはどのような取り組みをするのか、個人でアイデアを検討。 |
|
2ndセッション 8/8(土)@オンライン開催。EDcampTAMAと連携し、個人で考えたアイデアを市民や大学生との対話を通じブラッシュアップ! |
|
3rd session 8/30(日)オンライン開催。取り組むテーマが近い個人同士でチームを作り、中身をさらに掘り下げていく。 |
|
中間発表 10/4(日)オンライン開催。チームで取り組んできた内容を参加者全員でシェアし、色々な視点で掘り下げていく。 |
■協力団体■コーディネーター紹介(SDGs文化祭実行委員)
〇桐蔭横浜大学 教育研究開発機構 専任講師:松井晋作氏
高校教員を10年間務めたのち、多摩大学を経て現職。目黒区・多摩市などで教育コーディネーターに従事する中で、関東地方ESD活動支援センターのユース応援企画のコーディネートを行う。研究分野は、ESD・SDGs・インクルーシブ教育・学校と仕事・社会をつなぐトランジション。
〇私立中・高教諭:佐藤駿介氏
大学で政治学を学び、一般企業に勤務。その後、大学院を卒業し、私立高校の教員となる。
「実践に伴う知識の獲得」を掲げ、現在はESD/SDGs学習推進担当として活動している。
〇東京大学EMPOWER Project
東京大学の学生が中心となって、「誰一人取り残さない世界」を実現するための新プロジェクトを立ち上げました。私たちは、「協力が必要な時は、お声を!」の気持ちを表すマークである「マゼンタ・スター」を広めていくことで、困った時、協力してくれる人をみつけやすく、誰もが誰かのためになれる世界をつくることを目指しています。
【プログラム実施内容】
昨年度から開催しているこの文化祭は、SDGsに興味があっても周囲に仲間がいない生徒や、関心があっても学ぶ機会が与えられていない生徒が集い、SDGsについて学び・実践し、発表する取り組みです。
将来の社会を担っていく若者にとって、持続可能な未来は、まさに自分事です。そうした彼・彼女たちは、将来についてどのような課題あると考えているのか、またそれをどのような方法で解決しようと考えているのか。これまで4回の活動を通じ、それぞれにSDGsの課題解決につながる取り組みを考えてきました。この文化祭では、彼らが考え実践する、様々なSDGs への解決アプローチを、広く世の中に問うものです。今の高校1年生は、SDGsの目標年である2030年には25歳になり、さらにその先の50年後の未来の当事者でもあります。まさに「自分ごと」としてSDGsを考える、彼女・彼らとともに、どのようにSDGsに取り組んでいけば良いのか、ご一緒に考える機会として実施しました。
【SDGs文化祭 11/15プログラム】
13:45 | オンライン入室開始 |
14:00 | オープニング・セレモニー EMPOWER Project |
14:15 | セッション1 |
1、Support to Change 2、国内の外国人支援におけるVoYJでの発信 3、絵本プロジェクト |
|
14:50 | セッション2 |
1、海外への手助け 2、TOWA 3、環境にいいことをtwitterを使って広める 4、ゲスト |
|
15:25 | セッション3 |
1、ゲスト 2、環境にいいことをtwitterを使って広める 3、Support to Change 4、国内の外国人支援におけるVoYJでの発信 |
|
16:00 | セッション4 |
1、絵本プロジェクト 2、海外への手助け 3、TOWA |
|
16:35 | 各チームからの感想・振り返り |
17:00 | 終了 |
■オープニング・セレモニー
東京大学EMPOWER Project
6月のSDGs文化祭開始時から、参加学生の思いに寄り添い、リードしながら本番の11月15日を迎えられられるよう、サポートいただいたEMPOWER Projectメンバーから以下の3部について発表をいただきました。
▶SDGsについて 「誰一人取り残さない」:SDGsの互いの関連と根本原則についてご説明いただきました。
▶エンパワープロジェクトにつて:「協力者カミングアウト」推進。協力をしたい気持ちがある人が意思表示をする“マゼンタ・スター”の説明。たくさんのメディアに取り上げられる活動の「核」を解説いただきました。
▶ボイス・オブ・ユースJAPAN : 学生が中心となって運営する日本全国ユースオンラインプラットフォームサイト「ボイス・オブ・ユースJAPAN」。若者の自由な考え方で形作られた思いや、実際の「声」を届けるための活動実績についてお話しいただきました。
■文化祭 各チームの発表内容
6月のキックオフからはじまり、最終的には6つのチームを作り、それぞれがSDGsの課題解決につながる取り組みを考え、実践した内容について発表を行いました。一般の参加者の方より、オンライン会議形式で感想やアドバイスをいただきました。また今回、桐蔭学園でSDGsについて取り組んでいる高校生のチームも、ゲストとして一緒に参加していただきました。
発表タイトル:Support to Change
【プロジェクト内容】
学生の悩みを解決するために気軽に相談できてストレスを発散できるウェブサイトを作るプロジェクト。
・不登校や取り残されやすい子供をサポートしていきたい。
・相談できるチャット機能、学生の悩みなどに対しての情報提供、解決策を掲載。
・SDGs、特にプラスチック問題等についてもサイト内で動画作成・掲載。
・今後はオンラインイベントなども企画したいと考えている。
【視聴者コメント】
・自分の課題・問題意識から行動を起こしているという点が素敵だと感じました。
・オンラインツールを通して誰かとつながる事で、自分に誰かが協力してくれていることを実感できる場所を作ることは、困っている人の力になる。とこのサイトに可能性を感じました。
【発表者感想】
◎今回、初めて動画作成にチャレンジして、もっと細かい点もよくしたいと感じ、チャンスがあれば、次回は文章なども加えられるようになりたいです。
◎調べていくうちに、不登校といっても一言で説明できないくらい、いろいろな人がいる。ということを知ったことが今回学んだ大きなこでした。いろいろなことを考えて過ごしている人たち、全員が認められて、全員に少しでも「いい世の中になったな」と思ってもられるようにこれからも、頑張っていきたいと感じました。
発表タイトル:絵本プロジェクト
【プロジェクト内容】
日本でのSDGsの認知度がまだ低く、まずは知ってもらうことを目的として、特に若い世代をターゲットとした絵本作りを実施。(発表では作成者による読み聞かせの披露もありました。)
・高校生ならではの視点を入れ、私たちにしか作れないストーリー展開を目指す。
・親から子に読み聞かせをしたり、親子でSDGsについて対話できる場作りがしたい。
・いつでも手に取れるように「紙」媒体として完成させたい。
・今回は時間の関係でフリーのいらすとを使ったが、出来れば絵も書いて仕上げたい。
【視聴者コメント】
〇絵本という目のつけどころがいいと思いました。
〇日本語以外の言語に翻訳して世界に届けて欲しいと思いました。
〇単位の「トン」などを子供むけの表現にするともっと伝わると感じました。
〇アドバイスとして、絵本を製作するにはとてもお金がかかるので、たくさん自分たちでお話を作ってWEB等に掲載し、人気のあるストーリーを紙媒体として発売するといいと思います。
〇届けたい対象の小学校高学年に合わせた内容でよくできていると思いました。製品化の可能性は十分あると思いますので頑張って続けて欲しいです。
【発表者感想】
◎子供に手に取って欲しくて「本」を目標にしてきましたが、大人の方からのアドバイスでyoutube絵本など、製作の過程でデジタルを活用するアイデアを頂けたことがよかったです。
◎最初から、「紙」と決めていたので、自分たちの盲点だった点の話がきけてよかったです。
発表タイトル:海外への手助け
【プロジェクト内容】
シエラレオネ(人口756万人・世界最貧国、平均寿命世界最短51歳)の貧困とその解決方法を考える。その国の人達が、支援がなくても生活できるようにするために「自分がやるのではなく、やり方を教える」を実践したい。
・多くの企業と協力して、資金集めをする。
・SDGsウォッシュになっている企業の商品を1%値上げして、その1%を外国のために使う。
・水路や病院、畑をつくる⇒現地の人にやり方を教える。
【視聴者コメント】
〇中学2年生でいい問題意識を持っていると思いました。
〇「自分で調べて、この場所で発表をした」ということが大きな一歩だと思いました。
〇「募金をする」という行動は、まだ自分で稼いでないので、もう少し後でもいいと思います。中学生のうちに同世代とのつながり、ネットワークを作って欲しいと思いまた。
〇既に日本で活動しているNPOがあると思うので、そういった方達がどういう応援をしているかを、関心を持って調べていくことで、接点や、自分にできる事が分かってくると思います。
〇人生で「いつ・どうして」問題意識を持ったのかを記録しながら成長していって欲しいです。
【発表者感想】
◎学校の道徳の授業で貧困について学んだことがきっかけで、自分で調べていくうちに今回の題材としてシエラレオネを選びました。
◎今後は、他の国と比較して、日本では特にジェンダーができていないと感じているので、その点に興味があるので、もう少し自分で調べてみたいです。
発表タイトル:TOWA
【プロジェクト内容】
服の「廃棄」が環境に及ぼす影響に対して、自分でできることは何かを考え 服の「再利用」の様々な方法を提案。自身で立ち上げたWEBサイトを「TOWA(永遠)」と名付け、コンテンツを通してSDGsの実現を目指す。
●WEBサイト「TOWA(永遠)」で実践したいこと
1.安価で販売(衣料の大量生産・廃棄の問題のため、古着の再利用の促進)
2.インスタグラムで受け取った商品のコーディネートを投稿
3.ファッション・若者カルチャー×環境・SDGsについての記事を発信
4.SNSでフリーマーケット・リメイクコンテスト等の掲載
【視聴者コメント】
〇サイトを自分1人で制作したことがすごいと思った。制作会社が作ったのかと思った。
〇すごくおしゃれで、若い方のアイデアが反映されていて、とてもいいと思いました。
〇よく練りこまれていて、ネットで通販をするのに必要な7~8割を自分で仕上げいるので、高校生でここまで仕上げていることに、とても完成度が高いと感じました。
【発表者感想】
当初はメルカリ(スマートフォン向け・フリーマーケットアプリ)のようなシステムを考えていたが、お金や仕組みを自身で作り上げられませんでした。今は自分でできる、オフラインの売買に取り組んでいます。まずはできる事からスタートさせたいと考えています。
発表タイトル:国内の外国人支援における「ボイス・オブ・ユースJAPAN」での発信
【プロジェクト内容】
国内の外国人国籍の方々が日本で安心して過ごせるようなことに繋がる内容であり、自分の身近なことでSDGs達成に貢献できることを「ボイス・オブ・ユースJAPAN」を通じて発信する。
・プラスチック問題:「じぶんごとにするプラスチック問題」をテーマに各国で異なる、プラスチック問題への意識・廃棄方法の違いを中心として記事作成。
・富士山・災害と防災:観光地として注目度の高い富士山を起点として、自然災害が発生した際の避難方法等を紹介。同時にSDGs達成を考える。
・外国籍児童の教育について今私にできること 海外で日本語指導を実施した経験から、国内にいる外国人児童への日本語指導に興味を持ち、国内でもボランティアを実施。現状を配信していく。
【視聴者コメント】
〇SDGsと富士山を結び付けて考える着想が素晴らしいと思いました。
〇テーマが異なる3名で、「配信」という共通点だけで一緒にプロジェクトを進めることは大変だったと思いますが、お互いの興味から学び合いをしている点がよかったです。
〇記事を読んだ人が「次にどんな行動をしてほしいか」まで考えて掲載内容を考えると、もっとよくなっていくと思いました。
〇社会課題をビジネスとして起こしてしまうことで「知るきっかけ」を生み出す方法もある。ということを知って欲しいと感じました。
【発表者感想】
◎富士山が噴火したときは山梨だけでなく、東京まで届くからより多くの人に この情報を届けられるように「情報発信」を選びました。
◎外国籍児童のボランティアをしてその苦労を知り、日本国内にいる人達に、このことについて「自分でもできることがあるのではいか。」と考えるきっかけ作りがしたくて「情報発信」を選択しました。
◎調べていくうちにプラスチック問題は複雑で、単純な行動では解決できないと感じました。そこで、すでにあるプラットフォームを活用することで多くの人にリーチアウトし、知ってもらうきっかけを提供することを目的に ボイスオブユースの活用を選びました。
発表タイトル:環境にいいことをTwitterを使って広める
【プロジェクト内容】
SNS(Twitter)を利用して情報発信を行うことを共通目標として、各自の環境に対する問題意識をもちより、アカウントを解説。それぞれのテーマについて情報収集・配信を目指す。
・「日焼け止め」について人間と動物が共存していくために、商品に含まれる有害成分について学習。今回、自信で理解できたことを同年代に向けて発信を行った。
・バイオプラスチックについて海洋汚染改善のため、まずは自分でできる牛乳とレモン汁で作るバイオプラスチックに挑戦。実際に自分で作った過程、経過観察を含んだ報告を伝えた。
・お弁当箱の持続可能性様々な種類のお弁当箱・バラン・カップの成分を比較検討。持続可能を目指し、チーム内で手作りのバイオプラスチックを共同開発しその経過を発表。
・「飢餓をゼロ」をテーマとして日本国内のフードロスを目指し、未来に開発したいデジタル冷蔵庫を提案。様々な技術を盛り込み、将来的に食料廃棄につなげるためきっかけつくりとして情報を配信。
【視聴者コメント】
〇環境団体のNPOは私を含めて年齢が高い人が多い。これからますます、活動範囲が狭まってくるので、若い方が問題意識を持ってインターネット等で配信していただくと、とてもありがたく感じます。
〇「関心を持っているが、まだ行動に移せない。」という人向けだと感じました。芸能人などアンバサダーとしてSNSを活用して情報発信をうまくやっている方がいるので、その方たちをマネしながら上手に進めていって欲しいです。
【発表者感想】
◎アカウントのフォロワーを増やすことが難しかったので、いい方法を知ってる人がいたらアドアイスが欲しと思いました。
◎身近なことで、できることに焦点をあてて、バイオプラスチックを自分でやってみることに挑戦しました。
ゲスト参加:桐蔭学園高校トランジションゼミ同好会
発表タイトル:ボッチャとブラインドサッカーを通じた健康と福祉
【プロジェクト内容】
・ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)を健常者と障害者が共に支え合う社会目指す活動の実践
・ブエンカンビオ横浜というブラインドサッカーのプロチームとパラスポーツ体験会開催
・ボッチャを通じて同じ地域内にある、あおば支援学校での実施説明
【視聴者コメント】
〇幅広い関係者を巻き込めていた点がよかったです。障害者スポーツの魅力に重点を置いて「面白いから観よう!」という発信をしていけると、より促進すると感じました。
〇サッカーは神奈川にはチームがたくさんあると思うのですが、そういった団体と協力していくと広がっていって、更に面白くなると思います。
〇認知の拡大が当面の目的ということでしたら「動機付け・モチベーション」が必要となります。このために他の魅力あるものと掛け合わせることでイノベーションをしながら、提示していく方法もあるのでご提案させていただきます。
【発表者感想】
◎ブラインドサッカーもボッチャも実際に体験して本当に楽しい!ということを感じられた。
◎様々な団体様に協力していただいたことで、責任感・達成感を味わうことができました。
◎サポートをし合うという点において、私たちは障害を抱えた方と何も変わらない。ということを実感しました。
■各チームからの感想・振り返り
各チーム2回ずつの発表を終えて、頂いた感想やアドバイスをどのように受け取ったか、共有しました。
(発表者のコメントは、上記のチーム毎の欄に記載)
最後に、これまでずっとメンターとして寄り添って頂いた東京大学EMPOWER Project、主催者からの挨拶でしめくくりました。
メンター:東京大学EMPOWER Project 影山さん
途中で参加しなくなってしまう方も多くいる状況で、メンターとしてサポートが難しいと感じたこともありましたが、最後の最後まで残って発表ができた。という点が発表者の皆さんの素晴らしいことだと思います。自分の考えを発表する事は怖いことだと思いますが、「この場にいること」・「発表をしたこと」がすごいことだ。と、改めて参加者皆さんに伝えたいです。自分もユースの一員なので、これからも一緒に頑張っていきましょう。
佐藤駿介先生
エンパワーのメンバーにはここまで約6カ月メンターを務めていただきました。今日まで参加者が続けられて、このイベントを継続できたのはエンパワーメンバーのおかげです。もともと中・高校教員をしているときに「子供たちの意欲を失わせるのはもったいない」という問題意識から、現在のSDGs文化祭として、皆様にかかわっていただく形になりました。ご参加いただいた皆様、今日まで、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。ぜひこの経験が皆さんの今後に役立っていただけると嬉しいです。
昨年は全てを対面で実施しましたが、突然のコロナ禍で本年は全てオンラインで実施しました。
オンラインのメリットとしては、やはり地域を越えて実施することで、普段ではまず知り合えない遠くの同世代とチームを作り取り組めたことです。
一方のデメリットとしては、zoomで話し合いは出来るものの、ワークショップの意見交換がやりづらい点です。またzoomの会議は1時間で1GB程度のデータ量になりますので、ご自宅のネット環境が十分でないと参加が難しい点があります。
今年は「コロナ禍の学びの継続」に、教育関係の方は大変なご苦労をされたかと思いますが、慣れないオンラインでの取り組みにも関わらず参加した中高生の皆さんは、本当によく頑張ったと思います。その甲斐もあって今年の文化祭でも、若い世代の意欲的な取り組みを聞くことが出来ました。今回のSDGs文化祭を機に、SDGsについて継続して取り組みを進め、将来、SDGs課題の解決に向けて活躍できる人材になって欲しいと考えています。参加して頂いた中高生の皆さん、メンターの東京大学EMPOWER projectの皆さんはじめ、関係者の方に厚く御礼申し上げます。
(スタッフ:伊藤)
リンク
〇令和2年度 SDGs文化祭
・キックオフ
・2nd session
・3rd session
・中間発表
・SDGs文化祭
・リフレクション
〇令和元年度 SDGs文化祭